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小説3「地獄の王」

第20章、第二都市(中庭、寮)
2,「地獄姫様から頼まれて来た?」

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noteの方で、『次回で、50ページ目になります。』というコラムを投稿しています。
良かったら、ご覧ください。

・青色の()は、私(主人公)の気持ちや考えていることです。
・灰色の()は、作者による注釈、フリガナです。
・太字の「」は、複数人の声です。

目次

川原さんから図書カードを借りる

忘れ物を取りに

作戦会議

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川原さんから図書カードを借りる

敷地全体の見取り図

学校の敷地全体の見取り図です。
寮と学校の間に、中庭があります。

私は中庭に行くと、すぐさま副隊長に
「ちょっと、忘れ物を取ってくる。」
集まっているエルザたちの間を通り抜け、階段を上がって行った。
(カバン、ずっとあの部屋に置きっぱなしだ。)

寮全体の見取り図

寮全体の見取り図です。
澪ちゃんの頭の中にある『あの部屋』とは、向かって右上にある『女神たちの部屋』
です。

3階まで行くと、川原さんが歩いて来ていて
「あっ。」という表情になり、ちょっと迷った後
「あ、あの、昨日はありがとう。おかげで朝起きても、お腹がどうもなかったよ。」(15章-1)
「そうなんだ。」
「うん。あ、あの、それで由美のこと、調べてるって。」
「誰が?」
「木花さんが・・・(澪ちゃんって)銀河連合の人なの?」
「違うよ。」
「じゃ、地獄姫様から頼まれて来た?」
「う、うん(とりあえず)。」

「じゃ、えっと・・これ、由美の机の引き出しの中にあったんだけど、図書カード・・何かの参考になるかなって。」
「わあ、ありがとう。寮の机の中にあったの?」
「う、うん。」
「あっ、ちょっと質問なんだけど、学校の図書室って、みんなあまり行きたがらないのかな? ゆうべ木花さんが「ここの生徒さん、あんまり本を読むのが好きじゃないみたい。(19章-1)」って」
「あー・・、んーなんとなく、いつもジメッとしてて、良い雰囲気じゃないし、いつも暗いし、なんか、どっかから化け物が出てきそうな感じで、私はあんまり・・・。」と、表情にも「好きじゃない」という感じが出ている。
「うわー、そうなんだ(散々な言われよう・・・)。」
「うん、みんな、そう言うと思う。」
「わかった、ありがとう。」

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忘れ物を取りに

女神たち(今はキング)の部屋の見取り図

寮の3階の1番奥の部屋、女神たち(今はキング)の部屋の見取り図です。

私は、奥にある女神たち(今はキング)の部屋に入った。
部屋の中は、私が出て行った時と変わりない。
(そういえば、ライガをこの部屋で飼ってたんだよね。だったら、この部屋も、暗いジメッとした感じ
じゃないと、いけないか・・・・。)

和室に入って、カバンを手に取り肩にかける。
(私が先に入ったから? でも、昨夜のように『パンッ』って音はしなかったな・・・そういや、寝室は埃がたまって、良い雰囲気じゃなかったのか・・・しかも、あの出窓から(ライガが)飛んできたんだし・・・)

部屋の外に出ると
「行こうぜ。」とマーズちゃん
私の部下たちとルナの部下たち、オフィーリア、フローラ、バッカス、他の部下たちもいる。
階段から
「早くせんか!」とキング、クリスも上がって来た。
「あー、じゃ中で。」
私は部屋の中へと手招きし、再び入った。

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作戦会議

第二都市の地図

澪ちゃんが広げている第二都市の地図です。
澪ちゃんが書き加えたのは、矢印だけです。

私はさっそく、大きなテーブルの上で地図を広げ、鉛筆を取り出し
「えっと、たぶん、木がたくさんある所は、ライガがいるとは考えられないから、とりあえず、今日は
住宅街と道路を行きたいんだけど・・私と部下は、もう1匹のライガが行った方から行くから、マーズちゃん(とその部下たち)は寮の厨房を出た正面から、で、アーサーさんたち(ルナの部下たち)は、
体育館の方から行って下さい。」と、説明しながら矢印を書き加える。
「オーケー。」とマーズちゃん
「わかりました。」とアーサーたち
他の部下たちもうなずく。

「それで、キング、視力は良い?」
「は? お主、余に何を?」
「屋上から、チョコチョコ動いている亡者たちを、送り返して欲しいんだけど。」
「う・・・わしがか?」
「刀って出せる?」
「きさま、このわしを、誰だと思っておる。」
「じゃ、マーズちゃんが行くこの範囲(中央)でいいから、道路に出てきているやつ、バンバン送り返して。」
「う、わかった。」
「マーズちゃんは、この(道路で)囲われた住宅街の中に入って、送り返して欲しい。」
「いいぜ。」
「で、この、ヒドルの隕石のみつかった山の裾辺りで、合流するように行こうかと思う。」
「よっしゃ!」
「はい!」
みんなが返事をする。

「で、キングが合図をしてくれる?」
「わしが?」
「銃を、空に撃ってもいいし、何かの合図があった方が、みんなの士気が上がると思うんだけど。」
「わ、わかったわ。」
キングが背後の次元ポケットから、トカレフと同じライフルを出してくる。
「おー! すげーキング!」とマーズちゃん
「すごいですね、王。」とクリス
「そ、そうか?」と、キングも満足そう。
「で、フローラたちは、マーズちゃんやアーサーさんたちの行った後から、道の隅でいいから、花を植えて行って欲しい。」
「ライガの目安に、するんですのね。」とフローラ
その部下たちもうなずく。
「うん、何か目安があった方が、発見が早いだろうから。じゃ、行こうか。」
私が先頭になり、部屋を出て行った。

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次回
第20章ー第二都市(住宅街とB地区)
3,「まさか地獄姫がこんな所に来るわけないって普通は思うよな」

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