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小説3「地獄の王」

第4章、砂漠
3,「お互い部下を持つと、大変よね。」

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青色の()は、私(主人公)の気持ちや考えていることです。

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銀河連合からの報告

第二都市の状況

次回

2026年 2月 26日、編集しました。

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銀河連合からの報告

夜の砂漠のきらめく星

私は体を後ろに倒し仰向けになり、銀河を眺める。
(人の一生で終わるはずが、長いこと、この星でとどまっている。)
と思っていると、「帰りたい」という郷愁のような感情が湧いてきた。
しばらく、星空を眺めていると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつしか、アルテミスの目になっていた。

アルテミスが、私の目を覗き込み
「お互い部下を持つと、大変よね。」
「犯人、わかったんだ。」
「ええ、今は泳がせているの、ハップルとのつながりを見極めるために・・・会いたかったわ。」
「私も。」体を起こし
「子供が行方不明になった。」

アルテミスは私の横に座り
「ええ、正確には2人ね。もう1人は女の子、あの居酒屋から300mほど行った所にある家。」
「てことは、あの村の子供たちを狙ってたってことか・・・最初っから」
「そうね・・・・。」
「アルテミスは?」
「実は、銀河連合から連絡があって」
「こっちで、ハップルを看ろってんでしょ、ここで事件を起こしたから。」
「当たり、さすが理解が早いわね。」
「元古巣ですから・・・二度と出してやらない。」
「うわっ、こわーい・・・ハップルのやつ、この星に手を出したことに後悔するわよ、銀河連合の
刑務所の方が、まだ良かったって。」
「うん。」
私は、カバンからメモと鉛筆を取り出し、
「第二都市の中が、どうなっているか知りたいから、地図を描いて、わかる範囲でいいから。」
それらを渡すと、立ち上がってマントを脱いでカバンの上に置く。
「どうするの?」とアルテミス
「今から、明日の準備をしてくる。」
私は闇の中へと歩いて行き、うごめく亡者たちを切りつけ始めた。

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第二都市の状況

砂漠の東の空

(もう、この辺でいいかな?)
私は、村と砂漠周辺の亡者たちを始末し終えると、アルテミスと4人の女神たちが
寝ている場所へと戻る。
東の空が、大部白んできている。(もう、そろそろ出発か・・・)

戻ると、
サファロスがアルテミスの横でメモを指差し、アルテミスはメモに書き込んでいる。
その横でフローラ、その後ろ側にバッカス、マーズちゃんが炎でメモを照らしている。
オフィーリアは、ウトウトと半分夢の中だ。

6人の女神たちが、私を見て「ギョ!!」とした表情になる。
私が近くに行き
「あらかた始末してきた。」
「上半分、赤色の服みたいよ。」とアルテミス
「赤い花の模様みたい。」とフローラ
「俺と同じ色だな。」と、マーズちゃんが自分の髪の毛を指差し
バッカスは、「ヒュー」と口笛を吹く。
オフィーリアが、半分目を覚まし始めている。

「第二都市の周辺は、片付いたか?」とサファロス
「うん・・村まで行ってきた。そのカバンの中のハンカチが、欲しいんだけど・・。」
私は、マントの下のカバンを指差す。
マーズちゃんが、それを渡してくれる。
「ありがとう。」
私は、その中からハンカチを取り出し、髪の毛から滴る血を拭き取りながらサファロスに
「第二都市は、どんな感じ?」
「今な・・完全に膠着状態。都市の残った人たちは体育館に集められていて、その周りを部下たちが
守っていて、運動場は完全に亡者たちに占拠されてる。で、校舎内は、お前の部下たちとかが、巡回
してるんだけど、すきあらば亡者たちが入ろうとしていて、寮の方はあきらめているってところ
かな。」
「寮の中は、どうなっているの?」
「それは・・あー残った生徒たちが、バリケードを作ってる。渡り廊下は、完全に占拠されているから
生徒と先生たちだけで守っているって感じかな・・・あっ、マーズの部下が、屋上からライフルとかで
防いでる。」
「うん」マーズちゃんは部下たちの様子に思いを巡らし「・・・了解。」
アルテミスが立ち上がって、メモを私に渡し
「第二都市は、だいたいこんな感じだと思うわ。」

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次回
第4章、砂漠4ー(私だったら、そのお腹の中のモノがなにか、答えてあげられるよ。)

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